国宝 渡海文殊(とかいもんじゅ)
ご本尊の文殊菩薩は、獅子に乗り四人の脇侍を伴う渡海文殊(五像全てが国宝)のお姿です。鎌倉時代(1203年)に大仏師・快慶による造立。平安時代末期に平 重衡によって東大寺が焼き討ちされた後、大仏殿再興の法要の締めくくりとして、重源上人が厚く信仰していた文殊菩薩を東大寺の別格本山である安倍文殊院に造立したものであった、ということが最近の調査で判明し、東大寺大仏殿にかかわる重要な文化財として国宝に指定されました。
大化改新の時に、左大臣となった安倍倉梯麻呂(あべのくらはしまろ)が大化元年(645)に安倍一族の氏寺として建立したのが「安倍山崇敬寺」(安倍寺)です。
日本最大約7mと伝わる文殊菩薩(国宝)を本尊とする安倍文殊院は、創建以来すでに一千三百年以上の時を経ていますが、現在も常に人々の信仰を集める祈祷寺としてその法灯が守られています。
境内には弁財天や奈良時代の遣唐使・安倍仲麻呂や平安時代の陰陽師・安倍晴明がお祀りされている方位災難除けの金閣浮御堂や特別史跡の古墳などがあります。
人々の願いを叶える場所として、たくさんの方が訪れ、信仰を集めています。
9:00~17:00
ご祈祷受付:9:00~16:00
A. 本堂 国宝文殊菩薩 (お抹茶・菓子付き) | 大人(中学生以上)700円 小学生500円 |
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B. 金閣浮御堂霊宝館 (七まいりおさめ札・お守り付き) | 大人(中学生以上)700円 小学生500円 |
A+B 二ヶ所共通参拝券 | 大人(中学生以上)1200円 小学生800円 |
奈良県桜井市阿部645
桜井駅下車西南2キロ